ネイルクーポンや割引について考えてみる。
集客、リピート率をあげるためにも、
有効なクーポンや割引について考えてみましょう。
どこのネイルサロンも、何かしらの割引サービスやクーポン券を
配ったりしていますよね。
よくあるクーポン、サービス(新規お客様向け)
- 新規来店通常価格から30%や40%オフ
- 新規来店他店ネイルオフ無料
- 新規来店で20%割り引きさらに次回クーポンプレゼント
こんな感じで、とにかくご新規様には大型特典がいっぱい。
では、この新規価格を体験したお客様、大幅割り引きを体験したご新規様、
いったい何人が次回に来店し、1年、2年と続けて来店しましたか?
私のサロンは、「ご新規様30%オフ価格+ネイルアート2本サービス」で、
某クーポン情報誌に月35000円(1回)払って、合計3か月掲載しました。
新規来店人数4名(1か月のうち)
次回来店した人は2人でした。3か月継続して広告を出しましたが、
残り2か月は新規来店客0人です。
その後数年通っていただいたのはお一人だけです。
というぐらい、リピートしませんでした。
広告費が全くもって無駄になりました。
おそらく、この激安クーポンで来店しているお客様は、
他のお店も同じ条件のサービスを探して、渡り歩く「クーポンあらし」だと
私は思います。
ということは、別に安ければどのサロンでもいいんです。
なんなら、多少満足がいかない仕上がりでも、安ければ妥協できるお客様だと
私は思います。あくまでも私の思いですが。
では、
次に、若干広告料金が高い
「高級ホテルのディナー」や「ランチプランの割り引き券」や
「リゾート地などの旅行紹介」が載っている地元の情報誌クーポン紙に、
「ご新規様ネイルアート2本(1000円程度のアート)サービス」と書いて
掲載しました。あと定額ネイル8800円(←これは通常のお客様と同じ金額です。)
を掲載しました。オフの無料なんかしません。通常通り他店オフ代はもらっています。
これを見て来店いただいた方は7人。(約3か月かけて)
集客できた人数は少ないです。1か月2~3人程度。
そのうち、5名は今でも通ってくださってます。もう5年から7年ぐらいになる方が
ほとんどです。
何が言いたいかというと、大きな割引をしても、正直メリットはありませんでした。
お店が損するだけです。
他のお店も安いし、
安すぎるとお客様が逆に「質が悪いネイルサロンなのではないか。」と
疑われるようです。
ならば、どうクーポンや割引を設定するか?
私がおすすめするのは、
「常連さんにスペシャルなサービスを提供する」
「常連だからお得であることを伝えるサービス」
これが一番長くお客様に通っていただけるコツだと気が付きました。
常連さん特典
- お誕生日に20~30%割り引きをする
- お友達を連れてきていただいたら、お友達と常連様両方にサービスをする。さらにアートも2本プラスなど
- 来店回数が10回になったり、利用金額の合計が一定金額に達した時、割り引きをする。
- 季節限定で、例えば夏フットメニュー導入時「常連特価」を設ける。新規と価格差をつける。常連の方が安いことをしっかりわかってもらう。
こんな感じで、常連だから自分は他のお客より得しているんだ!って思ってもらえる
サービスを徹底することです。
新規ばかりサービスすると、常連さんたちも地元のクーポン雑誌や
情報誌は普段から見ていますから、
「自分が損している気分」になります。
これでは、やはりいい気はしませんし、何かちょっとでも、気にいらないことがあれば
すぐに他のお店に行きます。
来店へのきっかけ作りのクーポンや割り引きも大事ですが、
長く通ってくれるお客様に常に感謝を伝えるために
割り引きできる予算を常連様のために使うことが重要かなと思います。